先日の対面鑑定でふらっとおじいさんがいらっしゃいました。
『わしはいつ死にますか?』と聞かれます。
何でも脳溢血をされたみたいです。
確かにふらふらと足元もおぼつかないですが、ここまで来て話しができますからね。
ただ、『いつ死にますか?』という質問はたまにあります。
『夫が倒れて寝たきりです、疲れました。私の夫はいつ死にますか?』
『母と二人暮らしです。会社も居ずらくなりました。
これでは母を養ってはいけません。
共倒れになりたくありません。母はいつ死にますか?』
切羽詰まった形相に、生死は神様の領域ですからとお茶を濁すようなことも言えず、少したじろきながら鑑定を進めます。
命の星を観る占技はあります。
ただ教えて頂いた時は私も若くて、鑑定している自分が想像できなかったのです。
まぁ、もうそんなことを言っている年齢でもなくなりました。(先日あった小学校の同窓会では亡くなった方もいらっしゃいました)
先日のお稽古でも、年配の女性から、『先生、うちの主人はいつ死ぬ?』と真顔で聞かれました。
命の星を観る占技を一緒に勉強しました。
いつもはお稽古が終わると本当に楽しく、たまに鉢合わせした息子から、『勉強なの? お喋りかと思った。』と言われますが、その日だけは皆、ぐんと気分が沈んでしまったのです。
やはり命の星は観てはいけない、神様の領域です。
【算命学】人の生死に関わる鑑定について
2015年10月25日
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