天中殺期間で重要なのは、種まく時期(物事のスタート時期)を間違えないことです。
それは天中殺で新しい事をスタートさせないこと。
もう巷でもすっかりおなじみの天中殺ですが、干支が一巡する12年間の間に誰にでも必ず訪れる2年間のことです。
年の天中殺は6つのグループに分かれます。
- 子年・丑年が天中殺の【子丑天中殺(ねうしてんちゅうさつ)】
- 寅年・卯年が天中殺の【寅卯天中殺(とらうてんちゅうさつ)】
- 辰年・巳年が天中殺の【辰巳天中殺(たつみてんちゅうさつ)】
- 午年・未年が天中殺の【午未天中殺(うまひつじてんちゅうさつ)】
- 申年・酉年が天中殺の【申酉天中殺(さるとりてんちゅうさつ)】
- 戌年・亥年が天中殺の【戌亥天中殺(いぬいてんちゅうさつ)】
それぞれに特徴があるんですが、いずれにしろこの期間中は静かに自分の内面と向き合う人生の休息の時間と思われてください。
天中殺を恐れる必要はありません。
神様の応援がもらえないかわりに悪魔の入り込む隙のない空白の時間ですから。
ただ、人生の休息時間ですから今よりもっと大きくなろうと能動的に行動する事は避けてもらいたいのです。
人生のビッグイベント、結婚・転職・出産・新築等(できたら車の買い替えも)はできるだけ天中殺期間中をはずしてもらいたいなと思います。
ただ天中殺期間中は漠然と不安になって何かしら行動を起こしたくなります。
でも天中殺期間は霧の中でつり橋の上を歩いているようなもの。
ゆっくりそろりそろり渡ればなんら問題はないのですが、むやみにジャンプすればひっくり返ってしまいます。
何かを始めたくてもここはぐっと辛抱です。
精神性を高めることが天中殺の災いを避けれますので、読書をしたり勉強を始めたりしましょう。
(天中殺に新しいことを始めるのは良くないのですが、勉強はOKです)
ご先祖様に感謝してお墓参りもよい事です。
またこちらはあまり知られていないのですが、月の天中殺もあります。
1年間のうちの2ヶ月間。
年の天中殺ほどではないのですが、やはり静かに受身にすごしてほしいのです。
- 子・丑天中殺の人は子月・丑月(毎年12月の始めごろから来年の2月3日まで)
- 寅・卯天中殺の人は寅月・卯月(2月4日から4月の始めごろまで)
- 辰・巳天中殺の人は辰月・巳月(4月の始めごろから6月の始めごろまで)
- 午・未天中殺の人は午月・未月(6月の始めごろから8月の始めごろまで)
- 申・酉天中殺の人は申月・酉月(8月の始めごろから10月の始めごろまで)
- 戌・亥天中殺の人は戌月・亥月(10月の始めごろから12月の始めごろまで)
女性の方だったら特有のプチ鬱やイライラが出やすい時期です。
ついつい売り言葉に買い言葉になって大切な人と喧嘩になったりしないように上手に気分転換をされてください。
運の流れは時間の流れとともに変わってきます。
良い事ばかりは続かないし悪いこともしかりです。
算命学ではこの運の流れを10年ごとに区切って大運と呼んでいます。
大運天中殺と言って20年もの長い天中殺期間に入る方もいらっしゃいます。
嵐の中の木の葉のように運が翻弄されるのです。
決して悪いことばかりがおこるのではなく、運に天井がないのです。
私は勝手に運のバンジージャンプと呼んでいるんですが、良いことと悪いことの差が大きすぎる。
まぁそれを楽しんでみるのも人生の妙かもしれませんが・・・。
いずれにしろ天中殺期間中は能動的の行動を起こさない。
種をまかない。
寒い冬に朝顔の種をまいても良い実は得られない、大自然の摂理を人間にも当てはめただけです。
天中殺期間中に行動を起こさないことで、人生の苦痛の3割は避けられるんじゃないんかなーと私は思っております。
コメント
コメント一覧 (1件)
大運天中殺という時期も、年運天中殺と同じような時期のように、マダムさんのブログを見てると、あまりよろしくない時期のような、とても注意の必要な時期のように感じるのですが・・・・。
わたしは、大運天中殺は、年運のような悪い意味のようなところは、あまり気にしないでいいと思っていたのですが。
というのも、この時期に自分の運勢を陽転させ飛躍させるなどといったことで記述されているのを、よく本などで目にしますので・・・。
ちょっと違うのかなー、もっと認識を改めないと!と思っているところです。
というのも、私現在真っ最中でして、やっぱりこんなところもアドバイスをもらわないと!思っています。