宿命天中殺というのがあります。
自分の命に天中殺が宿っているんです。
まぁ、生まれてから死ぬまでずーっと天中殺現象が起こるってことです。
波乱万丈の人生をおくるっていうのとはちょっと違います。
- 年干支が天中殺になっている生年天中殺
- 月干支が天中殺になっている生月天中殺
- 日干支が天中殺になっている生日天中殺
生年天中殺について
まずは生年天中殺のお話から。
年干支は親の場所。
親の場所が中殺を受けているんだから、親との意思の疎通・心の交流がうまくいきません。
親にとっては、子どもが何を考えているか分からない、育てにくい子なります。
子どもも親の愛情を感じ難く、他人に育てられているような気がします。
いずれにしろ、生年天中殺のある人は親の恩恵が受け難いのです。
ということは早い時期に親から離れることです。
本人にも親から離れたいという自主性が備わってきます。
自分の宿命に生年天中殺を持っている人は「親だったらこれ位してくれてもいいじゃない」こういう考え方とはきっぱりおさらばしましょう。
自主性と独立心を発揮して自分の人生を自分で切り開いていきましょう。
また生年天中殺がある人は、上司(自分より目上の人)からの恩恵も受け難いのです。
上司から見ると扱い難い部下・可愛くない子になります。
そんな環境の中でやっていかなくてはいけないんだから、しっかり勉強することです。
タフな心を身につけましょう。
そうすることによって、生年天中殺の持っていない人以上の恩恵を受けることができるようになります。
生月天中殺について
次は生月天中殺です。
月支に自分の天中殺を持っている人です。
月支は家系や社会の場所。
そこが天中殺を受けているんです。
ただ、男性と女性とは少し違います。
男性は外で働きますので社会の場所とみてもいいんですが、女性は家庭に入ることが多いので(最近はバリキャリで男性並みに働く女性も多いですが・・・)夫や子どもを通して社会をみます。
算命学では、女性にとっての社会を夫・子どもとみます。
生月天中殺を持つ女性は、夫・子どもの関係が中殺状態になります。
夫や子どもを頼れないんです。
生月天中殺のある女性は、将来は子どもを頼ろうとか一緒に住もうと二世帯住宅を早々に建てないことです。
くれぐれも、子どもには子どもの世界があると割り切り、子どもと距離をおきましょう。
そうすることによって、子どもも早く自立することができます。
また、夫との関係も協調性が難しくなります。
子どもに頼れないように、夫に頼ってもいけません。
いきおい、夫に頼れない分、自分が外で働くようになります。
でも、また、それも楽しいではありませんか。
夫が他の女性と問題を起こしたり、友人のご主人みたいに家事に非協力でも気にしないことです。
自分の持つ生月天中殺がそういう結婚生活を呼んでいるんです。
いずれにしろ、生月天中殺の人は、不自然融合の状態の家庭生活を営むことになります。
そうと分かったら夫に期待しない。そうすると、腹がたたない。
穏やかの生活のための知恵です。
その分、生月天中殺を持った女性は魅力的な人が多いです。
さりげない所作にドキッとするような魅力を備えています。
本当ですよ。
生日天中殺について
次は日干支が中殺されている生日天中殺です。
年干支の場所は両親の場所ですから、両親からみて中殺されています。
要するに、両親からみて「変わった子」です。
親にとって子どもは可愛くてたまらなく、一生懸命尽くすんですがそれがまったく子どもに通じないんです。
かえってそのことで両親が子どもに嫌われたりします。
生日天中殺を宿命に持っている人は、親の気持ちを素直にそのまま受け取ることができないのが特徴です。
これは結婚してからのほうが顕著に出ます。
日支の場所は配偶者の場所ですから、結婚するとココが埋まり、生日天中殺の現象がさらに強くなります。
親の気に入らない人と結婚して両親との溝が深まり、夫婦そろって両親から嫌われます。
時には両親が夫婦の仲を裂いたりします。
生日天中殺を持っている人は、たとえ長男でも親と一緒に暮らしたりしないことです。
育つ段階では両親以外の人をなるべく子育てにいれ(じいちゃん・ばあちゃんとか商売をしていたら従業員等)、成人したら早めに両親から離れることです。
実はこれ私も持っているんだけど・・・。
(私の鑑定版、日支に年干支からみた天中殺 辰・巳の巳がぽっこり入っているでしょ)
やっぱりねぇ、今日も朝から、父が夫の靴の揃え方が気にくわんと怒鳴っていましたっけ。
「やっぱり一緒に暮らすのはよくないわよねー。」
「宿命と環境が合ってないわよねー。」
「だから私は運が落ちっぱなしよねー。」
とブツブツ思いながら、当たるんですね、算命学って。
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