先日、お子さんが不登校になられたお母さんとお話ししました。
近所の方で私と同い年で親しくなりました。
ある日突然、お子さんが学校に行かれなくなったのです。
『まさか、うちの子が。』とパニックになって、何とか行かせようと頑張ってみるが
「やればやるほどうまくいかない」
「無理やりはダメって悟る」
「色んな本を読むと見守ると書いてある」
「でも学校に行かない」
「不安で不安で仕方がなく」
「ある日爆発してますます子供との距離ができる」
この悪循環の繰り返しだそうです。
これはもう原点に戻るしかなく、子供が誕生した時の事を思いだします。
「五体満足だったらいいと願った誕生時」
「笑ってくれたらもうそれだけでよかったハイハイした頃」
「幼稚園に行くとお友達をうまくいくかしらって心配になり」
「学生になると成績が心配になり」
「卒業すると就職が心配になる」
この学校から就職、ここが崩れると一気に不安になります。
で、子供の対する要求を下げていきます。
「進学校からランク落とします」
「それでも行かない」
「せめてフリースクールに」
「せめて通信で」
せめてせめて、お母さんとしては妥協の連続をしているつもりです。
でも、こんなふうに思っている間は子供は学校には行きません。
だってお母さんの枠の中にいるから。
『お母さんは私を管理している。』
『そのままの私は受け入れてはくれないんだわ。』
そんな思いの中、ますます親子の壁を作っていきます。
私は『こうあって欲しい。』ならまだしも、『こうあるべき。』そんな強い強い我が思いをぶっつけていました。
勿論、親子関係はめっちゃ悪かったです。
先日、鑑定をさせて頂いた方から、お嬢さんが学校に行くようになりましたとメールを頂きました。
新学期に入って学校を休みがちだったのです。
このお母さんの素晴らしいところは、
『娘が家にいたいならそれでいいんです。』
って言われていたところです。
『こうあるべき。』という強い思いがなくて、家の雰囲気の自由さが感じられました。
世の中逆説でできているというのは真なのです。
【算命学】お子さんが不登校で相談に来られたお客様
2016年5月11日
目次
コメント
コメント一覧 (1件)
はじめまして。
算命学を勉強しています。
検索していてブログを見つけました。
命式出してとってもわかりやすくて、元気がでる鑑定ですね。
これからも楽しみにしています。