今回の男性は父親の天中殺で生まれたわけじゃないんですが、どうも父親に頭を押さえつけられているそうです。
奥様からの相談です。父親が食品会社を興して、従業員も10人位使いがんばっているそうです。
食品というのはあまり不況に影響されないのか、この冬もなんとか皆にボーナスも出せそうだって言われていました。
夫に社長の代を舅は譲ってくれたんだけど、どうも肝心なことは舅に決定権があるのが不満との事。
さて、この男性は社長の器でしょうか?
さてこのような相談は家族みんなの鑑定版を出してみるとよくわかるんですが、今回の場合は彼だけで充分奥様の回答になるみたいです。
彼に天庫星という墓守の星と天貴星という長男の星があります。
実際にご長男ならご実家を継ぐのは当然です。
ただ、彼の日干支は壬水。
壬水のお母さんは辛金。
そしてお父さんが丙火。
自分のすぐそばにお父さんとお母さんが並んでいるでしょう。
こういう人は、父母の運を越えることができません。
お父さんに頭が上がらなくてもこれも宿命上は当然です。
「ええっ! ずっとこのままですか?」と奥様。
「はい、そうです。」
だって宿命に宿っているんだもん。
ずっとこのままです。
この男性の奥様は最身強でエネルギーの強い星を持たれています。
こういう時ってお父様の宿命をみたら寅・卯天中殺が多いのです。
寅・卯天中殺は2代目・3代目運です。
宿命中殺も持たれていないと思います。
要するに、自分が築き上げた財を子孫に残してあげることが出来るのです。
ご夫婦としてはエネルギーの差がありますので、この男性と奥様は相性的には合いません。
でも商売を続けていく上では、これくらい強い嫁じゃないと務まらないのです。
繁栄というのは、何かを犠牲にして栄えてくのかと、歴史だけじゃなく、こういう夫婦という小さなことからも思ってしまうのです。
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